ななみの日本グルメ紀行

ななみと申します!日本のグルメ情報を発信しています🥰

仙台 フレンチ 「Graal」

みなさまこんにちは!
ななみです^^


今回は、仙台駅徒歩5分、クリスロード内にある本格フランス料理店「Graal」さんへ。


お任せコースのみの完全予約制、少し敷居が高く感じていましたが...


いざ、入店!

店内はコの字型のカウンターキッチンで、料理長さんとソムリエさんお二人がお出迎えしてくださいました✨


どんなコースだろうと思い、メニューを手に取ると。

f:id:nanami_2525:20210329164943j:plain

 

なんと、メニューには料理名ではなく、本日調理していただく食材のみ書いてあるんです!

どんなお料理がやってくるかは、お楽しみということ💛

ワクワクです!

そして、せっかくソムリエさんがいらっしゃるので、飲み物はお食事とのペアリングワインコースにしました(^^♪

一品目にやってきたのがこちらの前菜盛り合わせ

f:id:nanami_2525:20210329165038j:plain

 

流木を使用した提供に思わず「おお!」と驚きました!

一つ目は、フォアグラといぶりがっこのコロッケ

f:id:nanami_2525:20210329165245j:plain

 
 

炭化させた玉ねぎパン粉の香ばしさ、中のいぶりがっこの食感とフォアグラの旨味!
絶品です💛


二つ目は、ワカサギのフリット

画像4

小ぶりながらうまみの強いワカサギを、さっと揚げた一品。ワインのあてにピッタリです🍷

3つ目が、ホタテとりんごのソース仕立て

画像5

ホタテをりんごと合わせるとは、フレンチらしいですよね。
貝柱とりんご、どちらも食感の主張がしっかりしているので、お口の中で長い時間美味しさを楽しめます。

そしてこれらに合わせる1杯目のワインがこちら

画像6

Frédéric MALÉTREZ Réserve Brut 1er Cru(2016)

 

フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングで、甘みは少なくキリっとしていて、濃厚な前菜によく合います^^


続いて、二品目!いわき産あん肝のテリーヌ、素揚げしたゆり根

画像7

あん肝ってなぜこんなに美味しいのでしょう...
テリーヌにすると、一口で甘み、苦みを同時に味わえます。
そして、テリーヌの上にはエビの殻のジュレがかかっていて、香ばしさも添えてくれ奥深い味わいの一品になっています。

合わせますは、こちらのオレンジワイン

画像8

甲州 F.O.F (2018)

F.O.Fとは、fermented on Skins(果皮ごと発酵)の略で、通常白ワインでは廃棄する皮や種ごと発酵させたオレンジ色のワインです。

その見た目とは裏腹に、味はとってもサッパリ!
皮や種を入れることで、通常の白ワインにはあまりない渋みも感じられます。


さて、三品目のお料理は、はまぐりと自家製JAPAN Xベーコン、菜の花のあんかけ仕立て

画像9

はまぐり×JAPAN X、動物性と植物性のグルタミン酸の相乗効果で、とろみがかったスープが何とも美味しく、高級感あふれるお出汁を感じられます。

そして、そのスープに浸した菜の花をいただくともう最高です。

これは絶対に白ワイン!ということで、合わせますはこちら^^

画像10

Guffens Heynen Mâcon Pierreclos En Crazy (2016)


ドライでさっぱりとした、癖のない白ワインでした。食材の味を引き立ててくれます^^

さてさて、四品目はフォアグラとふきのとうの仙台味噌ソース

画像11

このお料理、なんとも驚きなのが、このチップス状になっているものがふきのとうなんです!
緑の蕾の部分で色合いも綺麗に。

肝心のお味ですが、まず初めにフォアグラ、続いて仙台味噌、最後にふわっとふきのとうのさわやかな苦みが広がるという、計算されつくしたお料理。圧巻です。

苦みの強いふきのとうを薄くチップスにすることで、フォアグラとけんかすることなく見事に一つにまとまっています^^

合わせますは、こちらのワイン

画像12

PAZO de Villarei

スペインの白ワインは初めてです!
アルバリーニョというブドウの品種、かなりフルーティーでした。

続いて五品目は、鰆とうるい、春菊ソース

画像13

こちらはソースに春菊を使っていて、とってもさわやかでほんのりとした苦みがたんぱくな鰆を引き立てます。

さらに、東北地方の春の山菜「うるい」は今回初体験!
セロリのようなシャキシャキとした食感で、苦みはほとんどなく、食べやすい山菜です^^


そして、六品目が、蝦夷鹿のロースト、ビーツのソース

画像14

鹿はとっても高たんぱく低脂質、なのに旨味がすごいんです!
私は割と噛み応えのあるお肉が好きなので、鹿肉やラム肉をメインで出していただくお店によく行きます。

しっかりとした肉質のお肉は、噛めば噛むほど旨味を堪能できます!
さらにビーツのソースは程よい酸味と甘みのバランスで、お肉料理ですがぺろりといただけちゃいます✨


このお肉に合わせますは、もちろん重めの赤ワイン!

画像15

L' Arco Rosso del Veronese (2016)

イタリアのヴェネト地方の赤ワイン、重すぎず、フルーティーで飲みやすかったです♡


最後、デザートは2皿。
一つ目はこちらの、酒粕のソルベに柚子の皮を削り振りかけた一品

画像16

酒粕の独特な癖のある風味、ソルベにするといいアクセントに^^

柚子の香りが広がります。

もう一皿は、パンナコッタとバスクチーズケーキ♡

画像17

スイーツ好きの女子には嬉しいですよね❣


デザートのお供には、こんな素敵なレモングラスのお茶まで!

画像18

サイフォンって、一瞬で沸くから、その瞬間を見たくてジーっと眺めちゃいます(笑)

以上、Graalさんのレポートでした!

仙台の隠れモダンフレンチ店として大人気ですが、優しい雰囲気の料理長さんとソムリエさんが出迎えてくれ、素敵なひと時を過ごせます。

そして、今回は8000円のコース料理と一緒に、5800円のワインのペアリングをつけてもらいました。

ソムリエさんに選んでもらうと、自分の好みや料理との相性から、今まで出会ったことのない一本に出会えることも多くあります。

ワインも人も、一期一会の出会いですね♡

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回、お楽しみに❣